令和6年4月ギョーカイの診断士（４）

世の中にあまたある「業界」。中小企業診断士が企業支援を行う際には、その企業が属する業界の特徴をつかむ業界研究が必要となります。そんな業界研究の一助となるよう、業界の内部事情をその業界で働く会員にお話しいただく「ギョーカイの診断士」シリーズ。

第４回は、「生協の宅配事業」について、本田沙織さんにお話しいただきます。

生協はくらしの課題を解決するための組織です。日本では約100年前から続く昔ながらの仕組みですが、コロナ禍を経て再注目されています。食材宅配やAmazonなど利便性の高い競合サービスが出現する中、「注文は紙で提出・１週間後にしか商品が届かない」スローでアナログなサービスにも関わらず、独自の立ち位置を築いている生協。今回は、一般的な小売業との違い、仕組みやMDの考え方、商品開発の特徴などについてご紹介します。​​