計測できないものは改善できない～地域経済活性化ツールの活用～

「計測できないものは改善できない～RESAS・産業連関表など地域経済活性化ﾂｰﾙの活用」

【講師】　若島浩文（大阪府協会会員、滋賀県協会会員）

【講師プロフィール】
製薬メーカー等で経理業務を30年以上携わっており、データ分析を得意とする。統計データなどの科学的根拠に基づく循環型社会形成に関心がある。
内閣府主催のＲＥＳＡＳを活用した「地方創生☆政策アイデアコンテスト2017」でデジタル・ナレッジ賞を受賞。

【要約】
行政の担当者等から耳にする「エビデンス・ベース」について、その基本的な考え方と関わってきた事例などを参考に紹介をする。
①ＲＥＳＡＳ　「勘と経験と思い込み」からの脱却のためのツール
ＲＥＳＡＳの全体像と機能、受賞した「観光で吉野町の付加価値額を生み出す」を参考に活用方法を紹介する。　　　（RESAS：地域経済分析システム。官民ビッグデータを集約し、可視化するシステム）
②産業連関表　 経済波及効果が分かる地域産業活性化のためのツール
昨年3/26に開催予定であった（コロナで中止）滋賀県庁主催セミナー「地方創生推進に向けて　産業連関表を地域経済に活かす」をベースに産業連関表の見方と新しい活用方法を紹介する。
③ＩＮＳＴＯ　国連世界観光機関が提唱しているモニタリング指標
（一社）中小企業診断協会の令和2年度調査研究事業、『観光関連事業の持続的成長に向けた新しい手法の調査・研究』からＩＮＳＴＯの新しい活用方法を紹介する。
④自由検索コーナー　講義終了後、各自がRESASに触れる時間を30分程度設定。ZOOMを開いたままにしておき、操作方法等の質問に講師が答える。