研修会テーマ
いまさら聞けない「駅ナカビジネス業界編」~診断士の基礎知識~
講師 松原 啓雄(大阪府協会会員)
講師プロフィール
1967年生まれ、2010年関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科修了。生鮮専門店チェーンを経て阪急阪神の駅ナカビジネスに従事。高品質食品スーパーマーケット、コンビニエンスストア、生活雑貨店、飲食店の直営事業を担当後、現在はテナントリーシング、駅ナカ・高架下開発を手掛ける。2007年中小企業診断士登録、2017年HACCPコーディネーター登録。著書「中小企業のため食品衛生ステップアップ活用術」「小規模事業者のためのやさしいHACCP」(共書、風詠社)
要約
「駅ナカ」という言葉が世の中で使われるようになって約20年が経ちます。
当時はバブル崩壊による景気低迷、少子・高齢化に伴う沿線人口の減少などの影響を受け、1991年度をピークに長期にわたり輸送人員が減少を続けていました。そのため鉄道各社は新たな収益確保を目的に駅構内の遊休地を商業スペースへ転換していったことで「駅ナカ」がビジネスとして確立されていきます。
関西でも駅ナカビジネスは活発です。自動販売機、コインロッカー、売店など小規模な展開から、いまではコンビニ、書店、レストラン、化粧品、アパレルなど多様な店舗が出店しております。駅ナカビジネスが確立され20年が経った今、利便性向上から差別化のサービスが意識され、特徴のある中小事業者の出店も増え始めました。しかし、コロナ禍で駅ナカビジネスも状況が一変しており新たな展開が求められています。
今回のセミナーでは、関西私鉄各社による駅ナカビジネスの事例と中小企業による駅ナカ出店の事例を中心に紹介させていただきます。