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8月24日オンラインショートセミナー

研修テーマ:「イノベーション活動の組織的パワーアップ」でコロナに打ち克とう
日 時:2021年8月24日(火)19:00~20:00
会 場:オンライン(ZOOM)開催
講 師:三浦 敬一(大阪府協会会員)
対 象:大阪府診断協会会員
受講料:無料

◆内容
コロナ禍で経済活動が急激に収縮するなか、経営者の関心が当面の経営維持に向かうのはやむを得ないとは言え、この環境変化による新たな課題への対応いかんによって、将来の企業成長力に大きな違いを生じることが予想されます。世界の有力企業が、このコロナ時代にあっても、厳しい状況に適応すべくイノベーションの組織的強化(ISO56000制定等)に力を注いでいるなか、我が国の企業のイノベーション強化はまさしく最優先の課題と言えます。

本セミナーではこの認識のもと、コロナ環境を克服するイノベーションの組織的強化のために、①経営者の役割・リーダーシップの強化、及び、②イノベーション活動を組織全体でパワーアップする方法論について、主としてBtoB分野のビジネスを対象に、そのフレームワークの概要を紹介します。

B2Bイノベーションは顧客問題と解決策の新結合による価値創造から生まれますが、その取り組みの流れは、顧客問題と解決策を探索する難易度の違いに応じて4つのパターンに分類され、この4種類のパターンに従って活動の進め方を整理することにより、具体的な方法論を容易に構築できます。

B2B各企業は、経営者の適切な指導のもと、この4つのパターンに応じて、①顧客問題探索と価値分析によるイノベーション機会の特定、②顧客価値の見える化によるコンセプト創出、③多様なアイデア発想によるソリューション開発、④顧客価値の検証へと展開するプロセスを、自前のイノベーション活動手法としてルーチン化し、組織の共有ツールとして活用することにより、イノベーションを日常的活動として行う組織に大きく近づくことができます。

講師プロフィール
工学部(電気工学)卒。総合電機メーカでEngineering・System開発・経営管理を幅広く経験し、またグループ企業数社の経営に携わり大幅な収益改善を実現。自らの技術者・管理者・経営者としての経験を経営学の視点で体系化し(経営学修士)、その理論的裏付けも踏まえて、日本を支える中小企業の高付加価値化とイノベーション強化に多少とも寄与したいと願っています。